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変形性股関節症
変形性股関節症は変形を最小限に留め、
手術を避けることも可能です。
変形性股関節症は、 その多くが発育性股関節形成不全によって生じているとされ、 大腿骨と骨盤の間にある軟骨がすり減り、炎症や痛みを生じている状態です。 立ち上がりや歩き始めの股関節の痛みで始まり、 症状が進むにつれ、股関節の可動域低下、 足の爪切りや靴下を履くなどの行為は困難になります。 最終的に筋力低下は著しく、脚長差、極度の痛みなどで、 手術以外に対処できる方法が無くなってしまいます。 ですが、 対処が早ければ早いほど、 骨の変形を最小限に留め、手術を回避することも可能です。 だから、安心してください。 あなたの股関節の痛みは、十分改善する見込みがあります。
変形性股関節症は時間との勝負
変形性股関節症は進行性疾患のため、 多くの場合、時間経過と共に変形は進み続けます。 その変化は大きく4つの段階に分ける事ができます。
1,変形性股関節症前期
寛骨の臼蓋(きゅうがい)形成不全はあるものの、 関節の隙間は保たれているので、十分に機能している。 長時間の歩行後のダルさや疲れやすさを感じます。
2,変形性股関節症初期
レントゲンでは、白いモヤがかかっているように見えます。 関節の隙間が狭くなる兆候が見て取れ、 数年以内に次のステージに移行する可能性が高いとされています。
3,変形性股関節症進行期
軟骨がすり減り、関節の隙間は明らかに狭くなります。 この時期になるとレントゲン画像で「虫食い像(骨の中に空洞)」が確認でき、 変形がかなり進行している事がわかります。
4,変形性股関節症末期
関節軟骨は完全に消失し、関節の隙間はなくなります。 骨の破壊像も確認でき、強烈な痛みで歩行だけでなく、日常生活に支障をきたします。 以上のように、 変形性股関節症は時間経過と共に進行し、 最終的には手術でしか対処できなくなります。 そのため、 進行を食い止め、変形を最小限に留めるには、 治療開始が早ければ早いほどいいのです。 ただ、 変形が進んでしまっているからといって諦める必要はありません。 進行期にあたる状態からでも、 「少しでも早く」治療にお越しいただければ、 痛みの軽減、動きが改善していくことはあります。
変形性股関節症が改善可能な理由
一般的には、 変形性股関節症の多くは、 発育性股関節形成不全によって生じています。 確かに、 形成不全だと、関節のかみ合わせが悪いのでリスクは高くなりますが、 関節の形成不全がない場合でも発症している方、 形成不全があっても症状が出ない方がいます。 実は、「股関節」と「膝関節」「足関節」の良好な関係性が維持されれば、 股関節形成不全があっても症状が出る事は少ないのです。 逆に言えば、 関係性が悪いと形成不全がなくても、症状は現れるのです。 そのことを知り、 適切な対処をすることで、変形を最小限に留められる可能性が格段にあがります。
変形性股関節症の症状が現れる原因
股関節の負担を強め、 変形を加速させている原因は主に4つ。 1, O脚 2, X脚 3, 内反足 4, 外反足 O脚やX脚は大腿骨とすねの骨の捻じれだけでなく、 股関節の捻じれ(内転・内旋)も同時に起こります。 実は、 この捻じれが股関節には負担が強く、関節の摩耗が加速されてしまいます。 変形性股関節症の方に、 O脚やX脚の方が多いのは、まさにこれが理由です。 また、内反足や外反足は、 足首の捻じれが起こっている状態です。 これは、 膝と股関節の捻じれを強めるだけでなく、 反り腰を誘発しやすくなり、股関節を構成している骨盤と大腿骨の位置関係を悪化させ、 関節の摩耗を加速させます。 股関節形成不全がある方は、 そうでない方と比べると、これらの影響を受けやすいため、 変形性股関節症を発症しやすくなるのです。
変形性股関節症を最小限に留める施術
変形性股関節症には、 まず、炎症を出来るだけ早く解消する方法を徹底して行います。 これは、 腰や膝、足首などに調整を行い、 股関節への負担を減らす事で可能となります。 そこに、 股関節周囲の筋肉や靭帯などに施術を行い、 股関節の負担を更に減らしていきます。 そうすることで、 股関節の可動域改善と下半身の一連の動きが蘇りやすくなり、 股関節、膝関節、足関節の負担減少に繋がります。 結果、 股関節の変形を最小限に留めやすくなるのです。 ただし、 変形した骨を元通りにすることはできませんので、 やはり治療開始は早ければ早い方が良いです。
変形性股関節症でお悩みのあなたへ
変形性股関節症は進行性の疾患で、 放置して改善する事はなく、変形した骨も元に戻ることはありません。 変形性股関節症は進行すると、 生活の起点になる「立つ」「座る」が困難になるため、 当然「歩く」という行為は難しくなります。 そうなると、 股関節の問題だけでなく、他の病気を併発するリスクも高まるので、 少しでも長く健康的に過ごすためには、「自分の足で歩く」という行為はとても大事です。 「痛み止めを飲んで様子をみている」 「湿布やマッサージでその場をしのいでいる」 「股関節にヒアルロン酸注射やステロイド注射をしたが効果がない」 そんな状態であれば、迷わず当院にご連絡ください。 変形性股関節症の変形をいち早く留め、 健康的な生活ができるようにするのが当院の役目です。 ぜひ、当院の治療を受けに来てください。 お会いできる日を楽しみにしています。 当院は、 すべての施術スペースを壁で仕切った半個室の空間にしておりますので、 プライベートな空間が保たれています。 どうぞご安心くださいませ。
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院長からのコメント
「一人ひとりの悩みを
出来るだけ早く解消できる治療を」
はじめまして。
ウエダ鍼灸・整体院、院長の植田です。
当院は、「将来への不安を一刻も早く解消する」という考えのもと、
2023年に開院した鍼灸・整体院です。
その治療は、
体の内側・外側の両面から、
複雑に慢性化した「何をしても治らない」「どこにいっても何も変わらない」
そんな疾患や症状の原因を突き止める所から始まります。
多くの場合、
患部は結果的に症状が出ているだけであり、
その原因は別の場所、しかも複数に及んでいます。
そんな状況を好転させるには、
何か1つの方法ではなく、体の内側と外側。
その両方から原因を解明し解決していくことが、
一刻も早い症状の改善に繋がります。
私があなたの希望になります。
ぜひ楽しみにいらしてください。
