symptom

症状

「指が思うように動かず演奏できない」「勝手に指に力が入って字が書けない」その症状は職業性ジストニアの可能性があります。

「職業性ジストニアとは?」

 

フォーカルジストニア、局所型のジストニア、書痙とも呼ばれ、
「正確で早い指の動き」を求められ「長時間使い続ける」
そのような職業の方に多く診られます。


代表的な職業は、
音楽家、看護師、美容師、赤ペン先生のように指をよく使い、
同じ動きを繰り返す方です。


その多くの方は、発症されていても、
「ジストニア」だと認識されている方はほぼいらっしゃいません。


そのため、
治療に来院される頃には、誤魔化しが効かない状態に悪化し、
仕事や生活がままならない状態になっているケースが多く診られます。


主な「フォーカルジストニア」の症状

意図せず力が入って固まる、意志とは関係なく手や指が動くなどの不随意運動や、

演奏や字を書く、ハサミを使うなど、

これまで何度も繰り替してきた動きに違和感がある、指に力が入らない、

動きがアバウトになる

などの症状が現れ、

いつも通りの動きが出来なくなるというものです。

その原因は未だはっきりとしていませんが、 細かい指の動きや手の動きは脳と関係があるため、脳の問題だとされています。 しかしながら、

フォーカルジストニアの原因は「脳」ではありません。

 

「フォーカルジストニアの原因」

 

フォーカルジストニアの原因は何か?

1、使い過ぎによる筋肉の疲労(使い方の悪さも含む)

2、首・肩・肘・手首のバランスが悪い

3、神経障害

4、心理的なストレス(プレッシャー)

5、筋力の不均衡

多くの場合、 これら複数の原因が重なりあって発症している事が圧倒的に多いと考えています。 その理由、 これまで私が診てきた「職業性ジストニア」の患者さんを、 この考えのもと、改善してきたからです。 その事例を2つご紹介します。

「文字」を書いて指が震える

お一人目の方は、

「文字」を書くお仕事をされていて、

始まりは「ちょっと疲れた」程度だったものが、 次第に休んでも休んでも疲労が抜けなくなり、

数十年かけて指が思うように動かなくなっていました。

また、特定の動作や体勢をするだけで

指が震える。

その震えを抑え、

字を書くために目一杯、

手や体に力を入れておかなければいけない。

そのため疲労は凄まじく、 長い間、仕事を休職しなければいけなくなっていました。

体の違和感から指が動きにくくなる

お2人目はピアノ講師の方で、 自身の生徒さんが全国大会に出場するほど、 その「技術力」と「指導力」を遺憾なく発揮されていました。 しかし数年前、 指が思うように動かしにくい感覚に襲われてから、

次第に指の引っかかりが強まり、思うように動かせなくなりました。

以降、演奏の仕方を変えても、 前腕や肩、首に至る広範囲の

張り感やコリ感、

全ての指の間が固まった感覚

やムズムズ感が強くなり、 ご自身の練習だけでなく、指導のお手本までも見せられない。 そんな状態に陥ってしまいます。 その結果、大きなストレスがかかり、体調をも崩しかけていました。 この2例は、いずれも

「筋肉の疲労」「神経障害」「バランスの悪さ」「プレッシャー」

などが、 幾重にも重なった状態です。 これらの症例を踏まえ、 職業性ジストニアは、

始まりは気にも留まらない程度だった症状が、

数年、数十年という長い月日を重ね、

とんでもない状態になってしまっている

という考えに至りました。 それと同時に、

職業性ジストニアの原因が「脳」ではない

とお伝えする理由でもあります。
 

「職業性ジストニアの治療」

 


一般的にはCTやMRIなどの検査で「脳」を調べ、
異常な反応を示した部分に対して手術、リハビリ、投薬、
場合によってはボツリヌス注射なども行われます。


当院で行う職業性ジストニアの治療

一方、当院では 原因はわかっているので、 問診の内容や体の状態を確認しつつ、

「内臓の調整」「骨格の調整」「筋肉の区画調整」「神経の調整」

などを組み合わせて施術を行います。 例えば、 内臓は免疫に深く関係しているため、 状態が良くないと「治したくても治せない状態」に陥ります。 また、 筋肉の区画とは「コンパートメント」と呼び、 複数の筋肉がある部分では、いくつかの筋肉ごとに分けて収納しています。 職業性ジストニアを発症すると、 その内圧が上昇(腫れあがる)し、区画内の筋肉、神経、軟部組織が圧迫され、 循環不全、神経麻痺、知覚障害、圧痛などが診られるようになります。 結果的に、 脳からの指示伝達に妨げが生じ、

「意図せず力が入って固まる」「手や指が勝手に動く」

「思うように動かせない」「意志とは関係なく力が入る」

などの症状に拍車をかけてしまうのです。 このように、 複数の視点から診ることで、 職業性ジストニアを少しでも早く治りやすい状態に整えていきます。 先ほどお伝えしたお2人には、 これらの方法を組み合わせた結果、仕事の再開、練習時間の確保など しっかりと改善されています。 ただし、 それでも治療期間は、数ヵ月~数年と長期間になる事が多いので、 少しでも治療期間を短くしたいとお考えの方は、 出来るだけ早くお越しいただく事をお勧めいたします。
 

「職業性ジストニアでお悩みのあなたへ」

 


職業性ジストニアが発症するのは、
ほんの些細な疲労や違和感、バランスの悪さなどが、
長年積み重なったことだと言えます。


そう考えると、
一時的な休息や練習量の調整などの対処では、
症状の改善は見込めないばかりか、
より症状を複雑にしている可能性が高いと言えるでしょう。


でも大丈夫です。
そんなあなたの職業性ジストニアは、改善することができます。


「治る事がないと見かけてショックを受けている」
「身体の使い方の癖、力みなどを改善したい」
「騙し騙し仕事をしていて、気持ちが挫けそうになっている」
「これまで苦労せずできた事が出来ない」
「より表現力を磨きたい、新たな技術を習得したい」


そんな状態やお考えであれば、迷わず当院にご連絡ください。


職業性ジストニアを1日でも早く改善し、
これまで通りの仕事や生活ができるようにするのが私の役目です。


ぜひ、素直な気持ちで当院の治療を受けに来てください。


お会いできる日を楽しみにしています。


当院は、
すべての施術スペースを壁で仕切った半個室の空間にしておりますので、
プライベートな空間が保たれています。


どうぞご安心くださいませ。

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院長からのコメント

「一人ひとりの悩みを
出来るだけ早く解消できる治療を」

はじめまして。
ウエダ鍼灸・整体院、院長の植田です。

当院は、「将来への不安を一刻も早く解消する」という考えのもと、
2023年に開院した鍼灸・整体院です。

その治療は、
体の内側・外側の両面から、
複雑に慢性化した「何をしても治らない」「どこにいっても何も変わらない」
そんな疾患や症状の原因を突き止める所から始まります。

多くの場合、 患部は結果的に症状が出ているだけであり、
その原因は別の場所、しかも複数に及んでいます。

そんな状況を好転させるには、
何か1つの方法ではなく、体の内側と外側。

その両方から原因を解明し解決していくことが、
一刻も早い症状の改善に繋がります。

私があなたの希望になります。
ぜひ楽しみにいらしてください。

院長先生